「いまい漫画会社」

住之江区でギャグ漫画を描き続ける「いまい漫画会社」

2023/5/14

住之江区の安立商店街にある古本屋「大ギンガ書房」の店主今井さん。
表の顔は介護職の仕事をしながら、古本屋の店主もやっている。
そして、もう一つの顔がいまい漫画会社と名乗る「シュールなギャグ漫画を描く人」である。

今井さんは小学校3年生の頃「まんが道」(藤子不二雄A)を読み、衝撃を受け漫画を描くようになった。
小学校5年生の時、友人と2人でオリジナルギャグ漫画を描き、冊子のようなものにまとめるという今でいう「同人誌」のようなものを作り始め、その後友達が増え4人で、3カ月に1回は同人誌を作り4人で完成した冊子を読み評論をし合うという遊びを23歳頃まで続けられていた。
本気で漫画家を目指したいという思いから漫画と向き合い、処女作がヤングマガジンの「ちばてつや賞」の佳作に選ばれ、2作目もモーニングの「ちばてつや賞」の佳作に選ばれました。
年月を経て東京へ出てきた今井さんは、新古書の店長をしながら漫画を描き続け、当時「同人誌」というものもそこまでメジャーではなかったが、コミティアという自主制作漫画誌展示即売会に参加することで自分の作品を世の中の人に知ってもらおうと活動を行った。
そこで繋がった作家数名と「コミックロケット」というオリジナル同人誌を発刊することになった。(現在は準備中)
クスっと笑えるギャグ漫画、人間関係描いた漫画など全てオリジナルであり、色々なジャンルの漫画が掲載されている。ちなみに作者名「いまい漫画会社」は同人誌を出す際に名前が思いつかず、何となくでつけたそうです。

いまい漫画会社として50以上のギャグ漫画作品を描いてきた今井さん。
漫画を描き続ける理由は
「日常で得た経験や情報、新しい発見を漫画を通して表現する事が楽しいから」

「大ギンガ書房」はそんな今井さんの色が前面にだされた個性的な古本屋。
店内の棚や看板は友人とのD.I.Y.で制作し、商品は本、漫画、プラモデル、レコードなど様々なものが置いてあります。
店内で本を読むことも可能で、いまい漫画会社の漫画やコミックロケットを買うことも可能です。
買い取りも受け付けており、大ギンガ書房のHPにて今井さんがお店にいる日にちがチェックできます。
お店に行くのも楽しいですし、今井さんとお話するのも楽しい。
興味のある方は是非一度行ってみてください!

大ギンガ書房
大阪市住之江区安立3丁目6-29